為替レートは実は勝手に動いたりしているのではなく、
需要と供給によって決まってきます。
もっと噛み砕いて言えば、
その通貨の人気が上がれば価値が上がり、人気が下がれば価値も下がる方向に動きます。
これも具体的な例を使って説明してみます!
たとえば、今市場に以下のような米ドルの買い注文が出ているとします。
| ドルを買いたいと思っている人たち |
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この状況でドルを持っている人からすれば、
101円で買ってくれる田中さんに買ってもらった方がメリットがあります。
しかしこの状況でさらにドルの人気が高まれば、
「どうしてもドルを買いたい!」という渡辺さんが出てくるかもしれません。
| ドルを買いたいと思っている人たち |
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渡辺さんはどうしてもドルが買いたかったので、
103円というかなり高めの値段を提示しています。
(売り手にとってよりメリットのある価格を提示しています。)
こうなると、ドルを持っている人は、
断然渡辺さんに買ってもらった方がお得です。
と思っていると、渡辺さんの価格を目の当たりにした田中さんと遠藤さんは、
このままじゃ自分たちはドルを買えないかもしれない!と少しあせってきます。
やっぱりどうしてもドルを買いたかった田中さんは、
自分の言い値を上げざるをえません、、
| ドルを買いたいと思っている人たち |
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でも遠藤さんは、「ドルは買いたいけど、いくらなんでも105円は高すぎるでしょ、、」と思ったので、
自分の言い値を100円のままにしておきました。
ここで、ドルの売り手は田中さんにドルを売り、
1ドル105円で売買が成立したので、この時の為替レートは1ドル105円になります。
このとき、遠藤さんがもし、105円は高すぎる!と考えずに、
自分も絶対にドルを買うんだ!と言い値を106円にアップしていたら、
為替レートは106円になっていたかもしれません。
つまり、ドルにはまだそこまでの人気がなかったので105円でおさまった、
とも考えられるわけです。
さらにこの状態で、「ひょっとしたらドルはそこまで人気がないかもしれない、、」
と思った渡辺さんは、「1ドル103円で買います。」という提示をとりやめます。
| ドルを買いたいと思っている人たち |
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すると、遠藤さんの「1ドル100円で買います。」という注文だけが残ります。
買い手の人気が薄くなったのをみて、ドルの売り手は、
1ドル100円はちょっと安いけど、このままドルの人気が下がったら困るので、
遠藤さんに1ドル100円で売ることにします。
このとき1ドル100円で売買が成立したので、
この時の為替レートは1ドル100円ということになります。
とまあこんな感じで、為替レートは勝手に動いたり、
機械で通貨価値を計算して決めたりしているのではなく、
その時のその通貨の人気によって決まるのです!
どこかの国の偉い政治家が「今なら1ドル100円で取引しなさい」と言っているようなこともなく、
外国為替市場で取引された価格の実績がそのまま為替レートになります。
ですので、冒頭で書いた需要と供給によって決まるというのは、
こういうことだったんですね。
ただ実際には上記の例のように、
100円から105円などの幅でレートが動くことはまずありえません。
米ドル/円であれば、1日に1円もうごけばかなり動いた方ですね。
実際には1円よりさらに小さい単位である銭という単位で値が動いています。
99円82銭とかそういう値段が付いています。
(1銭は1円の100分の1なので、100銭が1円になります。)
また、外国為替相場では、24時間上記のようなやり取りがされているので、
為替レートは秒単位で常に変動します。
ここまで読んできてもらったら、
ひょっとしたらすごく気になることが出てきたかもしれません。
肝心の通貨の人気って、一体どうやって決まるのでしょうか?
これは次のページでお話します!

