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移動平均線ってなぁに?

ここまでトレンドライン、抵抗線、支持線など、
補助線タイプの分析手法を紹介してきました。

ここからはテクニカル指標を使った分析を紹介していきます。

まずは基本となる移動平均線を紹介していきたいと思います!

移動平均線は直近●日間の平均の連続!

移動平均線は名前のとおり平均に関するもので、
過去の終値の平均値をチャート上に表示した指標となっています。

と言われても、どんなものかイメージがしにくいと思いますので、
実際に移動平均線を追加したチャートを見てみましょう。

移動平均線はこんな感じ。
(クリックで拡大します!)
移動平均線はこんな感じ。

このチャートだとピンク線が移動平均線です。
平均だけであってローソク足の中央付近を推移しているのが、なんとなく分かると思います。

移動平均線には平均値の特性をいかした何種類かの分析方法があるので、
それをこれから紹介していきたいと思います。

ただ、移動平均線がどのように計算されて表示されているのかを知ると、
分析方法の理解も深まると思うので先に計算方法を紹介しておきたいと思います。

以下のサンプルを事例に解説していきます。

日付終値5日移動平均
1日目102.11-
2日目102.25-
3日目101.87-
4日目101.56-
5日目101.49101.856
6日目101.49101.732
7日目101.31101.544
8日目101.35101.44
9日目101.72101.472
10日目101.96101.566
11日目101.94101.656
12日目101.97101.788
13日目101.83101.884
14日目101.79101.898
15日目101.78101.862
16日目102.36101.946
17日目102.48102.048
18日目102.73102.228
19日目102.38102.346
20日目102.47102.484

このサンプルは、ある時点の米ドル/円の為替レートで、
20日間の終値を表にしたものです!

移動平均線は終値の平均値を使うので、
始値、高値、安値の記載は省略しています。

平均する期間は特に決まりはないですけど、
ここでは5日間として、まずは1日目~5日目の終値の平均を計算します。

(102.11+102.25+101.87+101.56+101.49)÷5=101.856

そうすると平均値は101.856になるので、この値が5日目の移動平均値となります。

同じように2日目~6日目の平均を計算して6日目の値に、
3日目~7日目の平均を7日目の値にして、最後の20日目まで計算します。

そうして出来上がった「5日移動平均」列の数字を
チャート上に折れ線グラフとして追加すれば移動平均線は完成します!

こんな感じです。

5日移動平均線を追加!
5日移動平均線を追加!

ポイントは当日を含めた直近5日間の平均値の連続になっているということです!

5日移動平均線なら直近5日間の終値が使われているのを覚えておいてください。

ちなみに移動平均線にはいくつかの種類があって、
上で紹介したのは単純移動平均線といいます。

一般的に移動平均線と言うと、単純移動平均線のこと指すのでこれも覚えておきましょう。

移動平均線の日数はみんなと同じものを使う!

上でも書いたとおり平均する期間には特に決まりがないので、
例では5日としましたが別の日数で計算してもオッケーです。

たとえば上の例に8日移動平均線を追加すると次のようになります。

8日移動平均線を追加!
8日移動平均線を追加!

5日と8日では集計する期間が3日違うだけなのに、
チャート上に表示してみると意外に大きな差があるのが分かると思います。

こうした差は分析する際にも影響があるので、
何日の移動平均線にするのかは結構重要な問題です。

では何日にすればいいかと言うと、
取引ツールの初期値の日数をそのまま使うのが無難です!

「みんなが意識するポイントを意識する!」でも書きましたが、
みんなが意識するポイントは転換点になりやすいです。

だからみんなが見ているのと同じ移動平均線を表示したほうが
分析しやすいし転換点も分かりやすいと思うので、
初期値の日数をそのまま使うのがいいですね!

一般的によく使われる日数については、このあとに書いていきますけど、
はじめのうちはあまり意識する必要もないので
次の記事まで読み飛ばしててもらってもオッケーです!

移動平均線でよく使われる日数は5日、20日、75日!

では、移動平均線でよく使われる日数を紹介します!

パターン短期中期長期備考
パターン1520755日=1週、20日=1ヵ月、75日=3ヵ月
パターン252155フィボナッチ係数
パターン313265213週=3ヵ月、26週=半年、52週=1年間

パターン1は日足のチャートでよく使われる数字で、
1週間とか1ヵ月の営業日数のパターンですね。

取引ツールの初期設定にもよく使われている数字だから、
多くの人が使っている数字だと思うので、この数字を使うのが一番無難ですね!

短期、中期、長期の数字がそれぞれありますが、
このうち2本、3本の移動平均線を同時に組み合わせて使うのが一般的です。

だから短期売買であれば短期5日と中期20日の組み合わせ、
中長期の売買であれば中期20日と長期75日の組み合わせで使ったりします。
(詳しくはまた別の記事でも書きます!)

パターン2は日本よりも海外で使われることが多いような気がしますけど、
フィボナッチ係数を使うパターンですね。

フィボナッチ係数というのは、どの項目も左2つの数字の和になる数列のことです。

こんな数列です。1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89...
(1+1=2、1+2=3、2+3=5、3+5=8、5+8=13、8+13=21...)

フィボナッチ係数は芸術作品、自然界でよく出現する数字で、
たとえば最も美しい比率として有名で、
美術品や建築物にもよく使われている黄金比(5:8)もそうです。

他にも花びらの枚数やひまわりの種の数もフィボナッチ係数であることが多いです!

投資の世界でもフィボナッチ係数に当てはまる現象が多くて、
テクニカル指標の計算期間に使われることがよくあります。

だから移動平均線の日数にも使われることが多いですね。

パターン3については、パターン1と同じように
キリのよい営業日数がもとになっている数字で週足のチャートでよく使う数字です。

まとめると、日足、それよりも短い1時間足ではパターン1、パターン2、
週足であればパターン3を使うのが一般的だと思います!

では次の記事から移動平均線の特性に迫ります!!

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